ICT技術を活用し、社会の効率性、利便性の向上を目指します。
オオバが培った都市計画、土木設計、環境調査、空間情報作成の技術と成果を結集し、最適なソリューションをお客様へ御提案するための手法として、GIS(地理情報システム)及びそれに関連するシステムをご提案しています。
主な営業品目
システム開発GISシステム開発業務:事例
公園長寿命化計画策定業務支援システム『PAMLIT ver3』
本システムは、公園施設長寿命化計画策定に係る施設の劣化状況管理やライフサイクルコスト計算を効率よく進めるためのシステムとして平成22年末に公開されました。その後、『平成24年度 国土交通省公園施設長寿命化計画策定指針』への対応によるシステム仕様の変更を行い、現在に至っています。現在のPAMLITは、施設の維持管理計画策定業務を支援するだけでなく、緊急時の防災拠点・防災施設管理支援として各施設個別の情報(補修履歴、電気設備、動力設備等)管理機能や公園利用者の要望・苦情・事故等に対する管理機能、公園全体や施設個々に対するファイリング機能等や公園施設管理に対する機能なども併せ持つ総合的な施設管理支援システムでもあります。
担当者の声
開発開始時点では、単純なライフサイクルコスト計算をメインとするシステムでしたが、その後のバージョンアップの中で、画像データを背景とした位置座標システムなど多くの機能が追加されています。個々の編集機能もより使いやすく改良されており、入力データの再利用性や階層型のファイリングなど、汎用性の高いシステムに仕上げています。
システム開発GISアプリケーション開発業務:事例
鉄道管理システムの改良業務
交通手段として公共性の高い鉄道会社様においては、土地管理をはじめとするアセットマネジメントの重要性が高まっています。弊社は鉄道業におけるGIS(地理情報システム)利用を通じて、鉄道敷地内の用地管理を提案してまいりましたが、今回は所在、地目、地積、権利関係等の土地属性を管理するだけでなく、用地の取得や除却、分筆・合筆など土地の異動に関する登録機能、システム内情報の各種更新作業を一元的に管理する電子承認機能、及び用地の賃貸借に関する契約管理機能を付加し、鉄道業における用地管理システムの機能拡張を行なっています。この機能は、単なる敷地内に留まらず、鉄道沿線のアセットマネジメントにも応用できるものと期待しています。
担当者の声
鉄道業における用地管理システムは、平成16年度に用地、軌道、施設及び電力・通信設備の管理システムの一部として販売しましたが、図形編集は、定期のデータ更新時に一括で行っていたため、情報蓄積を目的としたシステムとなり、利用率が大幅に縮小しました。
今回の機能拡張では、利用者が背景図以外の地図データを直接更新できる機能、用地の取得・除却・分合筆等の登録手続きを支援する機能、用地の賃貸借における契約情報を管理する機能など、用地管理に特化した機能を搭載しました。これにより、利用者が常に最新の情報でシステムを利用できるようになり、用地管理の定型業務効率化に繋がることを期待しています。
業務概要
- 発注者
- 相模鉄道株式会社 様
- 業務名
- 鉄道管理システム改良業務
- 年度
- 平成27年度
システム開発その他アプリケーション開発:事例
別荘地管理業務における料金管理システムの開発
弊社は、全国の別荘地管理事務所様へGIS(地理情報システム)による利用者(所有者)及び施設の情報管理システムを御紹介しましたが、その際に複数のお客様から別荘に係る固定管理費やその他有償サービスの入出金に関する管理機能を搭載してほしいとの声を多くいただきました。
担当者は、開発経験のあったマンションの施設管理及びアフターサービス管理関する知識を応用する一方で、別荘地特有の業務や管理費などの入出金管理の知識を担当者様へのヒアリングを重ね、別荘地管理業務に特化した料金管理システムを完成しました。
料金管理システムは、顧客に関する情報と区画といった地理的な情報を管理するため、多方面への応用が可能であり、将来的にはGIS(地理情報システム)と連携してコミュニティ管理への展開も期待されます。
担当者の声
各別荘地で徴収された管理費は、通常のマンションの管理費などと同様に、施設の維持管理や顧客サービス向上を目的としたものに転用されます。今後は、本件システムの各種管理費の入出金機能に留まらず、徴収した管理費の統計・分析を行い、別荘地管理者が必要とする顧客サービス向上に繋がる統計シミュレーション機能などの構築が不可欠になると考えます。
業務概要
- 発注者
- 相鉄不動産株式会社 様、株式会社三井の森 様ほか
- 業務名
- 別荘地管理料金システム
- 年度
- 平成12年度より