広い視野と技術を身につけて、
とにかく前進!

環境部 環境アセスメント課 係長
2008年入社

Q1成長・スキルアップしたことは?

環境アセスメント業務では、大気汚染、騒音、振動、動植物、生態系、景観、風害、温室効果ガスなど、多岐にわたる分野を扱いますが、入社8年目になり、ようやくそれらの理解が深まってきたなと実感しています。中でも、高層建築物の案件で必須である「ビル風」の予測については、専門といえるほどではありませんが、知識が身についてきたと思います。
将来の風環境の予測には、模型を用いた「風洞実験」をすることが多いのですが、「数値流体解析」により、集合住宅の通路やバルコニーにおける局所的な強風の対策を検討することもありました。ビル風は、もともとは全く知らない分野でしたが、今ではかなり関心が高くなり、より深く学んでいきたい分野のひとつです。
一方、業務の遂行においては、知識と明確な根拠に基づいた理論武装が必要であるとともに、住民説明会などでは分かりやすい説明が求められます。そのため、専門的知識を身につけるだけでなく、それを噛み砕いて説明する力が必要です。現在「インプットからアウトプット」する能力のレベルアップを図っている最中ですが、おかげでもともと理屈っぽい性格がより助長されてきた気がしています。

Q2将来の夢・目標は?

ゆくゆくは、「事業価値の向上に寄与できるコンサル」になれたら良いなと思っています。環境アセスメント業務で重要なことのひとつとして、環境配慮の提案をすることが挙げられます。事業性とのバランスが難しいものではありますが、現実的かつ効果的な提案ができれば、事業の価値が向上することにつながり、顧客にとっても、社会にとっても「良い事業」の実現に近づけるのではないでしょうか。具体的な目標のひとつとしては、「生物多様性オフセット」を提案できたらと密かに企んでいます。
現在は、目の前の業務をこなすことで一杯一杯というのが正直なところですが、顧客から求められることに応えるだけでなく、できるだけ広い視野をもって、付加価値となるようなプラスアルファを見出し、提案していこうと、常に心がけています。とはいえ、身につけなければならない技術やノウハウが山盛りなので、とにかくまずは精進です!

下部写真:(左)黒川農場の航空写真、(右)黒川農場にある風速計