震災復興業務の経験を
活かして

まちづくり部 震災復興事業部 係長
2009年入社

Q1成長・スキルアップしたことは?

入社後、東京支店設計部水工課へ配属となり、その後、2011年10月より震災復興業務に従事しています。私にとって印象深い業務は、住宅地開発である久保野地区集団移転業務(宮城県仙台市)です。
コミュニティ維持を望む被災住民19世帯から依頼を受けて行った業務であり、その内容も移転者・地権者との調整から工事、宅地引き渡しまで多岐にわたるため、コンサルティング力と臨機応変な対応が日々求められました。毎週末、仮設住宅にお住まいの住民の方、ひとりひとりの意見を聞き、協議を重ね、土地利用やまちづくりの方針などの調整を行いました。また、移転事業という特性上、事業スピードとコスト縮減というプレッシャーの中、市街化調整区域内における農地開発ということもあり、申請書類作成や設計図書の調整など大変なことの連続でしたが、無事に農地転用及び開発許可取得ができました。
社内連携を最大限活かし、民間施行では初めての事例となる移転事業を実現出来た事は、とても貴重な経験となりました。積極的に業務に取り組み、一連の業務を自ら考え行動・調整することで、さまざまなコンサルティング力とファシリテーション力を得ることができました。

Q2将来の夢・目標は?

私は学生時代からまちづくりや景観、住宅街に興味がありましたが、今回の震災復興における住宅地開発等の業務経験を通し、自らの専門性の確立とこれからの建設業界の動向を鑑みることで、自分がどのように行動するべきか判断したいと思います。また、オオバの得意とする面開発における技術力とこれまでに積み重ねられてきた実績を日々吸収し、新たな業務の方向性や自らの可能性を見出していきたいと思います。
オオバには総合建設コンサルタントとして、日々さまざまな部署で新たな業務が遂行されています。自分の思い描く将来像や目標、また社会や会社への貢献を達成するには、もちろん経験や知見も大切です。しかし、自ら率先して新たなこと(プロジェクト等)へチャレンジする事も大切であり、そのようなプロジェクトを通しての社内外での人脈作りも重要であると思います。
今回経験をさせていただいた業務と同様に、今後起こり得る災害に対するまちづくりや住宅街の復興業務、そして国内に限らず、新たなステージでの業務展開を実施するオオバにて活躍してまいりたいと思います。