幅広い知識を身につけ、
より多くの案件に対応を

環境部 環境アセスメント課
2014年入社

Q1どんな夢も持って入社しましたか?

学生時代は造園学をベースに、街中にあるオープンスペースや、耕作放棄地等といった空間を、どのようにすればより有効に使ってもらえるようになるかというような仕組みづくりについて学んでいました。学ぶうちに、何かひとつ仕組みをつくり企画を行ったとしても、継続的にその場所を使ってもらえるようにするためには、土地にかかわるさまざまな法規制をクリアしていくことが必要だと痛感し、仕事としてそのような規制突破を取り扱う会社はないかと探した結果、オオバという会社を見つけた…というのが大まかな就職のいきさつです。
建設コンサルタントという業界で見たら企業はたくさんありましたが、都市計画やまちづくりを重視しているという会社は少数でした。その少数の企業の中でもオオバは、創業90年を越えるまちづくりの老舗企業でしたし、私が会社訪問した際には、日本全国の数多くの実績を紹介していただき、とても感銘を受けました。
漠然とした動機ではありますが、より多くの様々なまちに関わりながら働きたいと思っていたのでこの会社での仕事は楽しめそうだと思い、新卒採用へ応募を決めたということを覚えています。

Q2担当業務はなんですか?

主に、環境アセスメントに関わる手続きの取りまとめ全般をやっています。担当しているのは高層ビルの建設時や、比較的広域な開発を伴う公共事業に関するアセスメントの案件です。環境アセスで取り扱う分野は、土壌汚染や風害・騒音等の公害に関わるものから、動物や植物といった生きもの関係までと幅が広く、仕事を初めたばかりの頃は、語句のひとつひとつの意味を理解するところから勉強せねばならず、苦労しました(もちろん、まだまだ今でも苦労しているところです)。
2年間業務を経験し、最近では、たとえば同じ高層ビルを作る計画だとしても、事業の経緯や建設を予定している場所の周辺の状況の違いなどから、事業主の要望や重視される問題に、それぞれ個性があらわれてくることがわかってきました。その要望などに対する課題を突破することで、事業主がやりたいと計画していることを合法的に、現実的なものになるように、また周辺の環境ともより調和するようにリードしていくのが環境アセスメントを行う意義のひとつではないかと感じていますし、面白みを感じる部分でもあります。
理解をするのも手続きを進めるのも、時間がかかる仕事ではありますが、その分幅広い知識を身につけ、対応可能な案件を増やしていくのが今後の目標です。

下部写真:(左)黒川農場の航空写真、(右)黒川農場にある風速計