GEOPDFを利用した放射線マップの提供

  弊社では、地域防災力の向上を支援するために、既存の自治体向け防災関連サービスに、通信・システム技術を導入し、「ワンストップサービス」を企画検討してきました。その第一歩として、栃木県塩谷町にGeoPDF*1を利用した放射線量マップを提供しました。

   福島第一原発の事故後、放射線量の計測を行っている塩谷町に対して、弊社では、日立ソリューションズと共同で、調査結果を誰にでもわかりやすい地図(PDF)を作成、提供しました。
 今回提供したPDFは、GeoPDF*1という簡易GIS機能を持ち合わせたPDFであり、TerraGo Toolbar(無償)を使うことで、GISを持たなくても、誰もが地図上で、入力、計測、属性表示が行えるものとなっています。
 従来、別々に作成されている紙ベースの道路・下水等のインフラ設備台帳や、浸水・津波土砂災害等のハザードマップ等を自由に重ね合わせたGeoPDFを作成することで、蓄積された資料の活用場面が広がります。また、Microsoft Windows*2が搭載されたTablet等の携帯端末を利用することで、現場で確認、簡易的な更新を行うことが可能となります。

  
*1 GeoPDFは、TerraGo Technologies Inc.の商標または登録商標です。
*2 Microsoft Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  

 
塩谷町放射線量マップ
(塩谷町HPより)

 
GeoPDF活用イメージ
(日立ソリューションズHPより)
 
放射線量マップ : 塩谷町ホームページ(http://www.town.shioya.tochigi.jp)
GeoPDF : 日立ソリューションズ(http://www.hitachi-solutions.co.jp/geopdf/sp/)